観世能楽堂で立花供養

2018/06/25
立花供養2
昨日、立花供養の大役を無事終了させていただきました。一生に一度は生けてみたかった立花供養の立花(今回で二回目ですが)しかも!新しい観世能能楽堂にての初立花!すーごいプレッシャーでした。立花とは、能の演目「半蔀」の特別演目、立花供養の花の演出です。200以上ある能の演目の中で、唯一生の生け花が演出効果として出されます。新しい観世能楽堂さまにて!初!しかも、ちゃんとしたと言ったら変ですが、ナンチャッテお能ではなく、バリバリ本能!観世流派お家元もいらっしゃるし、お狂言は人間国宝の山本東次郎先生!そして、私のお花を出してくださるのは、観世流派お家元の弟先生の山階先生。そう!途中から出すんです!当然持てる重さ!が関わってきます、だからといって小さくては、あの能舞台にバランスがあいません。しかも、物語の季節にあつた花材料が必要ですし、平安時代のお話しですから陶製の花瓶ではなく、銅製。そして、何よりも観世能には池坊という流派を越えての私!もう一度池坊さんの門をたたいて勉強からスタートでした。この大役光栄なことでしたが一つ一つ越えることが多いこの半年でした!でも、なによりも無事終了!お話しを下さった観世流シテ方の武田先生はじめ、各先生。また、手伝ってくれたお弟子さん、そして、当日来てくださった沢山の皆様、本当にありがとうございました。写真は、申しあわせ(リハーサルのこと)の時の花なので、少し小ぶりにつくってあります。花の材料は、やはり格調高く松!そして「半蔀」の季節は夏の終わり。すすき、はぎ、きく、そして、一日花の夕顔を、同じ一日花のキキョウでリスペクト!あとは、格調高くいぶきをいれて、つつじのきれいな新緑、そして草月らしい、ツルウメでラインをだして、シャレボクで私らしさ!#観世能楽堂#立花供養#横井紅炎#草月流#池坊流