国立能楽堂

2018/12/17
お出迎え花

国立能楽堂にて狂言の会、善竹冨太郎先生の会

SORORIさまにて、お出迎え花を活けさせて頂きました。演目は<釣狐>

180ある演目のなかで最後に勉強する、お狂言の世界では、一生演ずることができないかもしれない、大曲になります。

いつもお父上様の善竹十郎先生の会では、お出迎え花を活けさせていただいておりますが、今回はご子息様の冨太郎先生の会。

なかなかアバンギャルドな先生なので、それにイメージをあわせ、また、<釣狐>でしたら、材料はフォックスフェイス<訳して狐の顔>

しかないでしょう!と思い。10月から市場に予約をしておりました。作品を創るには、材料をそろえるのに苦労いたします。とくに、今回は特長のある材料なので、10月にはありますが、12月となると…💧

冨太郎先生は舞台の上で孤独に闘いますが、正面玄関には、沢山の狐が先生を応援してますよー

との思いで活けました。

また、季節も感じさせていただきたく、赤い実を入れて(クリスマスベリーとピラカンサ)クリスマスらしさ、と赤い柊木をいれて厄除とさせていただきました。そして、緑は今旬な椿をいれて、つやつやと延々に繁栄いたしますように!との思いで制作いたしました。一日限りの作品でございましたが、足を運んでいただいたお客様には、楽しんでいただけたようで、沢山の方が写真を撮ってくださっておりました。この場で申し訳ありませんが御礼させていただきます。

そして、善竹冨太郎先生おめでとうございます。

#狂言#国立能楽堂#釣狐#生け花#横井紅炎